近頃の暑さは本当に辛い。勤めでもあれば仕方なく出勤せねばならないが、せき立てられることもないのを良いことに、ゴロゴロと出掛ける訳でも無く、生産的な活動をする訳でもない。暑さの所為だと言ってはボーッとうたた寝、昼寝になってしまう。こんな毎日はいやだと思いつつ、何か積極的な行動を、と思い付いたのは観慣れた映画の字幕なし鑑賞。しばらく挑戦していなかった。
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内容も判っていて、比較的易しい英語かなと思われるものふたつ。トム・ハンクスの「ターミナル」とヘプバーンの「シャレード」、そして少々難しいだろうがジャック・ニコルソンの「カッコーの巣の上で」を選んだ。
この3日ほどは「ターミナル」を都合4回観た。最初は字幕もなしの会話だけで観て、その次は英語字幕で辞書を引き引き確認しながら。も一度何もなしで観て、聞き取りにくかったシーンを確認しながら。そして最後は日本語字幕で再確認とした。これまでも何とか挑戦していたが、いい加減だったので、今回はちゃんと単語帳を作って記録することにした。もう少し英語というか語彙を増やしたい。しばらく遊んでしまっているので、英語が消えて行くのが辛い。残せるものなら少しでも残したいのだ。字幕なしで映画が観られるようになるには身の程知らずで随分と遠い道のりだとは思うのだが、少しずつでも進歩はしたいと言う訳だ。狂いそうなほど暑い毎日を少しでも積極的に過ごしたい。まあせめてもの抵抗という訳だ。
で、「ターミナル」だが、何度も観ているスピルバーグの夢物語。父親との約束を果たすためにJFK空港に降り立った東欧のある国から来たノボルスキー(トム・ハンクス)は、母国の革命のためにパスポートを無効にされて、アメリカ国内に足を踏み入れることを許されずに、空港ターミナルで暮らすことになる。其処での店員たちや入国管理の職員、キャビンアテンダントのアメリア(キャサリン・セタジョーンズ)との交流を描いている人間模様と人間愛の物語。英語が話せないノボルスキーと入国管理職員との意思の疎通が自分の立場と重なって興味深いし、英会話学習の為の恰好の教材と言って良い。多くの語彙も手にはしたが、果たしてこれが残ってくれるか。
シャレードよりも面白い「カッコウ........」を今朝は先にした。ご存知アカデミー賞の「カッコウの巣の上で」だ。これはポイントとなる重要な会話はあるのだが、画面だけでも内容はある程度理解できるのだ。ただ、つかみ切れていない会話や背景が判ると面白さは俄然増してくる。1965年の設定なのだが、当時の時代背景などを解説などで改めて知ると尚更面白くなった。今朝は字幕なし、そして日本語字幕。今夜は辞書を引き引きと言うことにしよう。当時の精神科の医療現場と言うものが如何に患者を無視していたかがよく見えて来る。そして若いジャック・ニコルソンの演技が光っていることを改めて感じた。
いずれも大分昔にレビューをしたと思う。