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Channel: 還暦とうさん
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芸術祭十月大歌舞伎

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芸術祭十月大歌舞伎

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 昨日、十月大歌舞伎「夜の部」を見てきました。壇ノ浦兜軍記「阿古屋」。玉三郎の女形を初めて見たのだが、熱狂的なファンがいるというのも頷ける。妖艶な美しさというか、失礼だが他の女形と比較することが憚れるような色気が漂う。しかも彼が琴、三味線、胡弓を実際に演奏するのだ。ここに添付したyoutubeビデオは2002年の公演だというが、昨日の出来の方がずっと上だったように思える。このビデオは太棹と琴のチュウニングが少々ずれている気がするが、昨日の演奏はバッチリだったし、それに琴も三味線の腕も随分と上がっているようにも思えた。尾上菊之助の重忠も中村梅玉よりずっとイケメン。相方の二人は異なるが、いやー、痺れました。

 もうひとつの出し物は、「梅雨小袖昔八丈」といって、材木大店の一人娘お熊と番頭の恋仲を知った髪結いが、二人を唆して駆け落ちを勧め悪巧みする話なのだが、悪い奴も上には上がいるというお話。150年位も引き継がれている脚本だから当然かもしれないが、この時期の世話物も良くできているといつも驚かされる。


壇浦兜軍記 阿古屋 4

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